【目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則】

【目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則】

大変ご無沙汰してしまいました(^_^;)

色々なことが、人生に起きるもので。。

悲喜交々ありますが、、すべてを勝縁に、
生きる目的に向って前向きに進みたいと思います(^_^)


前回に続き、「トロイの遺跡発掘」の夢を果たした
シュリーマンについて紹介します。

彼は、目的を果たす手段として、20歳の時、商人になる決意をしました。

その日暮らしのどん底にいた青年が入社したアムステルダムの商社は、
給料は低かったものの、勉強する時間ができたことを喜びました。

外国語を身につけたほうが仕事に有利だと考え、収入の半分を学費に充てました。

ひどい貧乏暮らしで、暖房もない屋根裏部屋、
食事も切り詰めて、一心不乱に英語の勉強に打ち込んだのです。


彼は自伝に、こう書いています。

「みじめな境遇と、
 努力すればそこから抜け出せるという
 たしかな見通しほど
 勉学に拍車をかけるものはない」

「必要に迫られて、
 私はどんな言語でもその習得を著しく容易にする
 方法を編み出したのである。

 その方法は簡単なもので、
 まず次のようなことをするのだ。
 大きな声でたくさん音読すること、
 ちょっとした翻訳をすること、
 毎日一回は授業を受けること、
 興味のある対象について常に作文を書くこと、
 そしてそれを先生の指導で訂正すること、
 前の日に直した文章を暗記して、
 次回の授業で暗誦すること、である」

どんな時間でも活用しました。

郵便局での待ち時間はもちろん、歩きながらも、英語の本を読み、
階段につまずいたり、川に落ちそうになったこともしばしば。
人にぶつかって、どなられたり、殴られたりすることもありました。

しかし、彼は屈しませんでした。

雨の日も、同じように本を持って歩き続ける。
夜は、起きている時間はすべて、暗記した文章の反復練習に使いました。

まさに、時間を盗むようにして、必死に学んだのです。

その努力の結果はめざましく、
半年間で、英語の基本知識をすっかり身につけました。

次に彼は、フランス語に挑戦。
これも同じ方法で、半年間でマスターしてしまいます。

記憶力は、次第に研ぎ澄まされ、
オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語
の習得には6週間以上かからなかったといいます。

シュリーマンは、3年間で6ヵ国語を身につけたことを
会社の上司に告げ、自分を外国との取引に使ってほしいと申し出ました。

ところが、「ばかもの!! おまえなんかが6ヵ国語もマスターできるはずがない。
ほらばかり吹きやがって」と言って、まったく相手にしてくれなかったのです。

しかし、彼はあきらめません。

目の前の人間が、認めてくれなくても、自分の努力が無になったわけではない。
この会社と縁がないだけだ。

大きな夢に向かって、彼は、転職先を探し始め、
その後、、幼い頃の夢を、40数年の時を経て見事に果たすのでした。

シュリーマンしかり。。

目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則。

「蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 善し悪しの 人は知らねど 種は正直」

仏縁に恵まれ、人間に生まれてきた正しい目的を知り、そこへ向って、
どんな苦難も乗り越え、明るくたくましく努力精進できる人は本当に幸せ者です(*^_^*)

ガンバ!!

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